医原性疾患

薬や手術などによって、治療行為そのものが結果的に新しい病気を作り出すことがあります。例えば危篤な病気の冶療に副腎皮質ホルモン剤が広く用いられていますが、これを長期間服用したり大量に使いすぎたりすると、からだの抵抗力が衰えて、急にポックリ死んだり、またこの薬のためにあらたに胃潰瘍が発生することも多く、これが破れで出血死や腹膜炎で死亡したりすることがあります。このように医師の医療行為によって起こる病気を医原牲疾患と呼んでおり、特に多発していて注目を引いていました。医師の木不注意な言動に原因して別の新しい医原性疾患が発生することもあります。医療方法や技術が進歩するにつれて、反面このような病気が増えてくると考えられるので、医師自身の自覚もさることながら素人の薬剤濫用にも注意する必要があります。

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