Medical terminology

近年は生命に対する考え方の態度が、間題にされ始めています。医学が進歩したために、従来なら助けることが出来なかったような患者を助けることが出来るようになって来ました。これは非常に喜ばしい出来事ですが、その一方では困った間題も生じて来たことも確かです。例えば水に溺れた人で心臓の動きも、呼吸も止った人を、心臓マッサージをしたり、人工呼吸を行ったりすると、蘇生させることが出来る場合が少くなくありません。それも心臓が止ってすぐ助けた場合なら問題ありませんが、ある時間を経ていると、心臓の動きや呼吸は元に戻せたが、すでに脳が損傷を受けてしまっていて、意識は戻らないということがありえます。患者は意識が全くないのですから、人間としての条件には欠けていますが、呼吸や心臓が動いている以上、生きてはおり、これが長い期間続くと、家族の人は困ってしまうことになります。だからといって死を早めることなどはできません。こんな位だったら助けてもらわなかったらよかったと、恨まれることさえ少くないようです。
ガンの末期になり、方々に転移が起って来ると、痛みが激しくて、少しの麻薬などでは痛みの取れないような状態になることがあります。病気の性質から、死は近いことは間違いがありませんが、痛みと苦しさとのために、本人はどうせ死ぬのなら、早く死なせてこの苦しみから逃れさせてほしいと願います。家族も苦しさを見るに見兼ねて、早く死なせてやりたいと願う。こうした時に、薬で死を早めることは出来ないか、いわゆる安楽死と言われることが間題となります。
医学は生命を出来る限り、長くすることに全力をあげて来ました。常に生命を第一と考え、生命を救うためには、他の少しの苦悩は止むを得ないとさえ考えて来た。しかし、そういうわけにはいかず。もう少し別の立場から生命を考えねばならないという疑問が生じています。それは医学の立場からだけではなく、こうした間題に対して、すでにただ生命維持装置で形ばかりで生かされているような患者が、生物学的死が不可避であり、全く議論の余地のない証拠があるときは、患者もしくは家族は医師に対して生命維持装置の使用中止を求めることができる、いわゆる死ぬ権利を要求することができるという見解も出てきているのです。
衛生環境が改善されたため、人間の寿命が急に伸びてきました。また乳幼児時期の死亡が減って、人口が、非常な勢いで増えています。現在の日本人程度の食事を全世界の人達が食べたら、すでに食糧は、地球で不足してしまっているという事ですから、食糧難は人口の増加と共に急速に深刻化します。何十年もしないうちに、地球は人間を収容する余地を失ってしまうと考えられている上に、老人の比率が増し、少数の働ける人間で、多数の人々を食べさせねばならなくなります。こうした中でも、死を願う程に苦しんでいる人や、生きていることが逆に苦になるような病人を無理に生かすことに問題が取りあげられて来ています。深刻な問題ですから、簡単に結論が出るようなものではありませんが、医学関係者よりは、社会学、哲学、法律学の関係者の議論に重点が置かれていましたが、今後も社会全体の問題として取りあげられて考えられていくと思われます。

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住まいお金

住まい造りは一生で一番お金の高い高価な買い物です。それでも住まいは何回造り替えても本当に気に入った物はできないと言われます。にもかかわらず大半の人は間取りや配置を設計者や施行業者にまかせっきりで、出来てから悔やむというケースも多いようです。
衣類などは試着したりして自分の体に合った好みの物を選びますが、住まいはお金も高くなるので、都会暮らしか田舎暮らしかなどの場所の選定を含めて家族全員で検討する必要があります。
設計業者や建築業者は住まい造りのプロですが、施主の家計やライフスタイルや将来設計などは知るはずもありません。住まい造りは自分達が中心となって行なう事を認識しましょう。

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