躁病・鬱病

操病とは感情障害を主とする精神病で鬱病と症状は違いますが、同一疾患であるために合わせて操鬱病と言われます。遺伝の著明な疾患で二十歳代の発病がもっとも多く、操病の患者は感情的で朗らがで楽観的であり、間時に強い自負を持ちます。しかし重いものでは激情が連続し、思考障害としては誇大妄想に陥り、観念が奔逸で多弁となります。意志行為は抑制が取れないために、総ての意欲が実行に移され、異常な外出、 旅行、借金、酒色たんでき、乱費をします。
鬱病は躁病と同一疾患ですが、症状は正反対で、あらゆる精神活動が抑制されます。哀愁的感情を抱き、つのれば絶望感となって自殺を企みます。また思考が抑制され非常に言葉少なで、適当な考えや言葉が思い浮かびません。一層強くなると僅かの思考も浮かびません。意志行為全般が抑制され、力なくうちしおれた態度をとり決断力を失います。

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