小児まひ

小児まひは急性脊髄前角炎、急性灰自髄炎。またハイネ・メジン氏病、ポリオとも言います。これを起こすウイルスは脊髄に侵入して病変を起こします。このとき子どもは高熱を出すが数日で下熱します。しかしそのあと身体の一部に麻痺が残り、特に下肢に最も多く、その運動がうまく行きません。麻痺は完全に直らないことが多く、その部分の発育が妨げられ、寄形となります。麻痺の起こるのは、冒された脊髄から出る運動神経が働けなくなるからです。脊髄の病変部位によって麻痺の起こる都位も異なり、脊髄の比較的上方だと上肢、下方だと下肢が効かなく成なります。主として5歳までの小児にかかりますが、大人がかかることもあります。感染は鼻や喉と消化器とから起こり、春から夏にかけて多く、初期のソークワクチン、現在の弱毒性生ワクチンの広域投与による効果は絶大で、患者発生は激滅しました。

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