血の道症

血の病、血のせい、血カタ、血が荒れる、などという方言と同義語で、広い意味から言えば、卵巣の欠落時に現われる症状、更年期障害なども含めますが、狭義にいう場合には思春期、妊娠したとき、また産じょくのとき、その他の場合に現われる症状を言います。その主なものは、頭痛、全身の熱っぽい感じ、のぽせ、肩こり、冷え症、疲労悪などがあります。月経、妊娠、分娩、更年期などのために内分泌系統のバランスが崩れ、このために、自律神経系の働きが不安定になったことによってひき起こされる状態と考えられています。

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